つやのある桃

ヒキ脱出(は出来たけど)留年全力回避(はできなかった)日記です。命からがら。

前夜

昨年秋から半ヒキニート生活をして約1年が経ちました。こんなに何もせずゴロゴロするだけだった1年は初めてです。

音楽とセックスと就活とアルバイト、
それ以外は布団にいました。
ヒトはこんなにも学問を嫌うものだったのか。

明日、担当(になるはずだった)教授と面談をして、
半期留年 もしくは全期留年を 言い渡されます。

ながい隠居生活で、心はかなり回復したように思います。
新しいアルバイト先にも馴染み、一応はお金を稼ぐ場所を得ることが出来ました。

ここからが地獄です。
今までとは違う地獄です。

単位も論文もない、(でも内定だけはある、)
肥大した赤子として生を受けます。

二度目の誕生。やっていけるのでしょうか。
3回生をやり直すうえで、同級生と顔を合わせることは絶対にあります。
その空間で、クソ重レポートを完成させねばなりません。
3回生は謎の4回生(わたし)を歓迎はしないでしょう。
また他の授業ではもしかしてサークルの後輩にも会うでしょう。

しんどっ。

あと内定先へ辞退もしくは相談の電話も必要です。
そして確実に両親を泣かせます。
酒を飲んで泣きながら、深夜に電話するしかありません。

しんどっ。

なにはともあれ、まずは産道をうまく通ることが大切です。

今まで吐いてきた嘘の辻褄を合わせ、
ある程度の誠実さをもって、
そしてそれ以上の面の皮の厚さをもって、
自分自身を演じきらねばなりません。

そしてできるだけ、不必要な嘘を重ねてはいけません。
でも、「設定」はちゃんと組み直しましょう。

失敗を恐れて怠惰を選べば、おそらく私はまたやります。

とにかく、生活習慣を身につけること、
自分を見つめ直して進むこと、
できるだけ先生に正直な気持ちを打ち明けること、
自分で自分を許すこと、
(でも回りには怒られること、)
やるべきことはなるべくがんばること。

コンプレックスの塊になるのを防ぐのが一番大切なのかもしれません。
わたしの場合、まわりの人に怒られることは必要です。

でも友達にはまだ言えません。
もう、それぞれ全員に泣きながら電話する……。


ていうか卒論、ほんとにどうやって書くんでしょう。
計画だけはあるのでそれを今から組み立てるか、
骨組みだけ置いておいて、来年提出するか。
(あるいは今から初めて後期&来年前期で9月に提出、ということができるのか……?)

実際、3回で落とした必修を回収しないといけないし、

まるまる1年遅れてるということ、だから……………
とにかく…………留年は…………不可避ですね……………


…………ああ。親への説明が1番ヤバいな。
周りにはどう思われても仕方ないです。とにかく親。
親を理由にできないですもん。
もう「不注意とカウントミス」としか、言いようがありません。
「来年の学費分だけでも25万、今から稼ぎます」としか言いようがありません。
「ごめんなさい。許してください。」としか言いようがありません。
「無駄にしてごめんなさい」「もうダメです」としか、言いようがありません…………。


…………マジでバカなことをしたと思います。
でもここまで考え抜くのに時間は必要だったとも思います。
脳のこむら返りが起きていた。
そう考えるのが妥当です。

これで人生が詰みという訳でもありません。
でもここで確かに一回詰んだのは事実です。
詰んだ。

…………。
バンド練と同じですね。

流れをちゃんと読んで、必要なことをやっていきましょう。
できないところはどうにか補うしかありません。
練習不足は隠せません。
実力とバイブスが全てです。
真面目にやり直すのが練習です。
そうやって、そうやって、やっていきましょう。
がんばりましょう。できます。


…………やっぱり、彼氏Sさんには、打ち明けましょう。
来週の日曜日に。